マイルCS展望:ディープインパクト産駒について

今日も引き続き「競馬脳」なのでアップさせて頂きます。

今日のテーマは「ディープインパクト産駒」についてです。

昨日のコラムでも書きましたが【マイルCS】は「ディープインパクト産駒」は外せません。

今回の【マイルCS】で出走を予定している「ディープインパクト産駒」は、下記の6頭。

アルアイン(4歳)

カツジ(3歳)

ケイアイノーテック(3歳)

ジュールポレール(5歳/牝)

ミッキーグローリー(5歳)

レッドアヴァンセ(5歳/牝)

では、どの馬が馬券に絡む確立が高いのか、探ってみたいと思います。

とその前に、、、

「ディープインパクト産駒」自体の成績から頭に叩き込みましょう。

下表は「ディープインパクト産駒」が世に出てからこれまでの芝1600mの成績を纏めたものです。京都に絞ったものは、後程。まずは、芝1600mという大枠で検証です。

驚くべきはこの成績。

複勝率が3割を超えております、、、

そして「1人気」の成績をご覧あれ!連対率5割超え、複勝率は約7割です(^^)

キンカメやステイゴールド産駒なんかも調べましたが、ディープには敵いませんでした。。。

次は【母父】のデータを

一目瞭然で、母父は「ノーザンダンサー系」ですね。欧州系やら米国系やらとの分けはさておき「ノーザンダンサー系」を母父に持っている馬が相性抜群です。

次は【前走距離】です。

巷では「ディープインパクト産駒は距離短縮が走る!」みたいな話しを聞いた覚えがあるので、見てみましたよ。

TARGET frontier JVではじき出すと「同距離」が良さそうですね。とはいえどの条件も大差はございません。はい。

では「京都芝1600m」に絞ってみてみます。

サンプル数は115。延べ100以上あれば定量調査としては問題無い、という勝手な判断で。ここで取り上げるべきは「1人気」の成績ですね。距離関係なくはじき出した時よりも「芝1600m」で絞った方が連対率、複勝率ともに上がっております。

では【母父】データ。

うん、「ノーザンテースト系」で良いね!

最後に【前走距離】

勝率は「距離短縮」、複勝率は「同距離」でした。

さてここまで「ディープインパクト産駒」全体の傾向をみた上での纏めとしては、

「1番人気のディープインパクト産駒」で

「母父」は「ノーザンダンサー系」で

「前走、同距離」で臨んで来る「ディープインパクト産駒」は軸に最適

となりました。そんなんがいるかは別で。

では、改めて、今回出走を予定している「ディープインパクト産駒」6頭を検証しましょう。

まずは「年齢」。

昨日のコラムで「3歳はイマイチ」と書きましたが、昨年2017年は3歳が4頭出走し、1着、3着、4着と優秀な成績。近年の調教過程(外厩利用など含め)なども変わってきているので「3歳はイマイチ」という先入観は排除します(^^;

ではまず、この年齢軸で「ディープインパクト産駒」出走馬を検証です。

繰り返しになりますが昨年の1・3・4着は「3歳馬」。そして3着のサングレーザーが「ディープインパクト産駒」でした。

このサングレーザーは【マイルCS】に参戦するまでに”破竹の4連勝”で挑んで来ましたので、まさに、”勢いのある「ディープインパクト産駒」は買い”という格言(?)通りの結果だったのかな、と。

では今年、「3歳」x「ディープインパクト産駒」に該当する馬はいるのかな、、該当馬は2頭。

カツジ(3歳)

ケイアイノーテック(3歳)

です。

この2頭の”勢い面”はどうか??というと、贔屓目にみればケイアイノーテック(3歳)かな、、NHKマイル(G1)を勝ち、古馬混合の伝統のG2「毎日王冠」5着。でも「贔屓目」過ぎますね。。

少し脇道に逸れますが、今年の登録馬でこの2頭の他に「3歳」は何頭いるのか?登録馬を見渡すと下記の2頭です。

ジャンダルム(3歳):ホープフル(G1)2着、弥生賞(G2)3着(キトゥンジョイ産駒)

ステルヴィオ(3歳):朝日杯FS(G1)2着、スプリングS(G2)1着、毎日王冠(G2)2着(ロードカナロア産駒)

昨年1着のペルシアンナイト(当時3歳)はクラシック戦線の1つ、皐月賞(G1)2着の実績がありましたね。これと比較すると、上記の2頭はどう考えましょうか。。ステルヴィオは圏内??でも、この馬の話しは、本日のテーマとはズレるため割愛します。

さて「3歳」x「ディープインパクト産駒」≒サングレーザーに話を戻しましょう。

これ(昨年のサングレーザー)に当てはまる馬は、居ない!!

ということで残る「ディープインパクト産駒」は4頭ですね。

アルアイン(4歳)

ジュールポレール(5歳/牝)

ミッキーグローリー(5歳)

レッドアヴァンセ(5歳/牝)

牝馬が2頭。

「牝馬は苦戦、、」と昨日申し上げましたが、念のため、過去10年まで遡って調べてみました。

調べたところ3着までに入った馬は延べ4頭(延べ出走頭数は29頭)

2012年:ドナウブルー(5歳)(3着/C.スミヨン)*ディープインパクト産駒

2011年:サプレザ(6歳)(3着/C.ルメール)

2009年:サプレザ(4歳)(3着/O.ペリエ)

2008年:ブルーメンブラッド(5歳)(1着/吉田豊)

サプレザ以外の日本馬2頭(ドナウブルー、ブルーメンブラッド)はいずれも「府中牝馬S」からの参戦。そしていずれの2頭も同年の「ヴィクトリアM」で馬券に絡んでおりました。

はい、ここで気付かれた方、素晴らしい!!

今年の出走予定馬でこれに当てはまる馬がいますね(^^)

それは、、、

ジュールポレール(5歳/牝)!!!!!!

昨年の「ヴィクトリアM」は3着でしたが、今年の「ヴィクトリアM」は1着。そして前走の「府中牝馬S」では先週の「エリザベス女王杯」で優勝したリスグラシューと僅差の4着。2着のクロコスミアを下しています。

良いんじゃない???でもメインジョッキーの「幸さん」が先週落馬負傷で、今週乗るのは絶望的、、鞍上は誰に??

もう1頭の「ディープインパクト産駒」の牝馬レッドアヴァンセ(5歳/牝)も消すまでには至りませんね。

では残りの2頭(アルアイン(4歳)とミッキーグローリー(5歳))も検証します。

まずはアルアイン(4歳)。皐月賞馬でダービー5着、菊花賞7着と実績は上位。マイルに変わって、、の期待もあります。でも私的には強調出来ない。1つは「鞍上」。予定では「川田さん」。昨日も書きましたが「川田さん」は【マイルCS】は10年連続で乗るけど3着に入ったことは1度もない。そして、京都芝1600mの騎乗成績をみても”得意”とは言えないのです、、なので強調ポイント無し、の判断。

最後にミッキーグローリー(5歳))

この馬、今までみてきた買いの「ディープインパクト産駒」に多くのポイントで該当しております。

まずは「勢い」

この通り今までで着外なのは1戦のみ。しかもそれは、76週ぶりの出走。但し、走ってきたレベル(戦ってきた相手)はさておき、です。でも「ディープインパクト産駒」というのは、これまた巷で言われておりますが”勢い”が大事な種牡馬。前走のレースグレードは関係ございません、という説に乗る(^^)

次の強調点は【母父】。母父は「ホワイトマズル」で「ノーザンダンサー系」。そして【前走距離】は今回と「同距離」。

ほら、全て合致!

唯一のマイナス材料は鞍上、、「戸崎さん」。。。。

うーーーん、今日も満点馬は見つからなかった。。

でも、今日の纏めを。

今回出走するディープインパクト産駒は、全て買う!!

では、また!

PS)

おまけに「ハービンジャー産駒」についてのデータを。

「1人気」の成績は【4-0-0-1/5】で勝率、連対率、複勝率が全て80%です。サンプルは少ないけれども。

ペルシアンナイトが1人気なら、ペルシアンナイトで良いような、、、鞍上は「M.デムーロ」だし、このレースは「リピーターレース」だし、、、