さて、今週末は「有馬記念」。
このレースを仕留めて気分良く、年末年始を迎えたいものですね。
あー、そうそう。
先週は色んなことがありました。
まずは「競馬」系のお話し。
過去10年間溜めに溜めた「TARGET frontier JV」のデータが全て消えて決まった・・・といっても収支系のデータね。
PCのハードディスク容量が少なくなってきたので、色々と削除してたら、なんと「買い目」「収支」のファイルを消しちまったのさ。ゴミ箱も空に。。
修復ソフトなるものもあるようなのだけれど、無くなったのは「過去」のデータだし。それを修復するために、有償のソフトを購入するのもな。。。と自問自答の末、潔く諦めました。
そしてもう1つは「プライベート」系。
14年連れ添っている相棒、ミニチュアダックスのロック君の癌摘出手術がありました。
遡ること約1か月。
「最近、おかしなくしゃみをするなぁ」「病院いかなきゃな、、」と思いつつ、なかなか連れて行けず。と、ある日、くしゃみをした際に「血が飛び散った」。慌てて病院に行き、診察してもらうと、歯茎に米粒2個分くらいの腫瘍が。
「これが原因かも」とのこと。で、手術をする、ってことだけ決めて、その日は帰宅。そして3日後の11/28㈫の朝に再び動物病院へ。同日に帰宅できる、との話しだったので、そのつもりで、私は会社へ。
そしたら昼過ぎくらいに携帯に電話が。
主治医:「ロック君、よろしくありません」
私:「どうしたんですか?」
主治医:「歯茎の手術をしようと全身麻酔を掛けるため、器官に管を入れる際、どうもスムーズに進んで行かないな、と思ってよく見たら、ノドの軌道を塞ぐように、人間の大人の親指程の腫瘍が見つかりました。歯茎の腫瘍を取る際に、この腫瘍も切除しようと思ったのですが、腫瘍の奥行も分からず、出血もある可能性があるので、この大きな腫瘍を切除するかの判断を仰ぎたくお電話しました。恐らく良い腫瘍とは思えません。」
私:「リスクが計算できないなら、今日は予定していた歯茎の腫瘍だけの切除をお願いします。で、その大きな腫瘍はどうすべきだと思いますか?」
主治医「いずれにしても切除するべきですが、腫瘍の全貌が分からないと安易にメスを入れらません。CTスキャンを薦めます」
私:「了解しました。後ほど伺いますので、予定の手術をお願いします」
で、夕方、動物病院へ。
その際、ノドに張り付いている腫瘍の写真を見せてもらったのですが、マジでデカい。。こんなのがノドに張り付いていて、今まで、よく、ご飯や硬いジャーキーを食べられてたな、、、という感じ。
主治医も「私もそう思います」と。
そしてCT検査の話し。
主治医は「約1週間くらい経てば、全身麻酔出来るのでは?」
そう、CT検査を受けるためには、また全身麻酔を掛けなければならないのです。。
しかし彼は既に14歳と約半年。
人間でいうところの80歳代半ばです。
体力的にどうなのか。。。
CTのために、全身麻酔。そして、大きな腫瘍切除のために、もう一回全身麻酔。。
短い期間に「全身麻酔3回」ってのは・・・・などと主治医と喧々諤々。
で、その日は帰宅。
色々と考えを巡らせ、私がとった行動は「セカンドオピニオン」
幸い「ペット保険」(アニコム)に入っていたため、色々と聞いてみた。
そしたら「電話でセカンドオピニオン」を受けられるサービスがある、とのこと。
迷わず「それ、お願いします!」で予約。
後日、電話を掛けてきてくださった獣医さんと30分ほど話し、彼女が伝えてくれたことは(腫瘍自体をみていないのでハッキリとは言えないが、という前置きつき)
・その大きな腫瘍を取るにしても取らないにしても、CTを撮ることでその腫瘍の全貌も分かるし他の転移も見つけられる
・元気がなくなってからでは全身麻酔も掛けられない→手が施せなくなる(死を待つだけ)
で、決めました。
まずは、CTを撮ろう、と。
そしてCT検査を12/5㈫にすることに決めました。
その前日の12/4㈪に主治医から連絡が。
「歯茎の腫瘍の病理組織診断結果が来ました。悪性黒色腫でした」と。
つまりは【癌】
良性であることを祈っていた僕はあっさり裏切られることに・・
このときのショックは大きかった。
別途、メールで送ってもらった「診断書」には「・・・・犬の悪性黒色腫では、口腔内は口唇に発生するものは、身体のどの部位に発生する黒色腫よりも悪性度が高い腫瘍です。この腫瘍は転移率が高く、転移は咽頭後リンパ節そして肺を含めた全身臓器に起こります」と書かれていました。死亡率や生存期間の中央値なども記載されていました。
しかし、これは現実。受け入れるしかない。
CT検査は翌日。
予定通り向かいました。
全身麻酔を経てCT検査終了。
CTを担当した医師のコメントつきのレポートを画像とともに主治医とともにみます。
「転移あり」の所見。
しかし、ノドの大きな腫瘍の全貌が掴めたことで「取れると思います」と。
「転移が認められた腫瘍は今すぐどうのこうの、というレベルでは無い」とのことでもあり「ノドの腫瘍だけ取ってください」と伝えました。
2週間連続の全身麻酔を経ていることもあり、早く切除手術をしてもらいたいのは山々だが、ロックの体力も心配だと、主治医と会話。
主治医:「1週間後でどうでしょうか?」
私:「ですね、腫瘍は放っておいても小さくならないだろうし、お願いします」
手術の日は12/11㈪に決めました。
CTを受けたのが12/5㈫。
2度目の手術は12/11㈪で中5日。
この中5日でロックに変化がありました。
気まぐれでご飯は食べなくても、ジャーキーだけは食べていたロックが、その大好きなジャーキーさえ食べない。8㈮の晩御飯から9(土)、10㈰と約3日間何も食べませんでした・・・
そしてそのこと(何も食べてくれない旨)を手術日当日の朝、主治医に伝え「くれぐれも無理のない範囲での切除をお願いします。術後、ロックが目を覚ましたら連絡くださいね」と付け加え、病院を後に。
病院から電話が来たのが17:00過ぎ、すぐに会いに行きました。
手術は成功。
これは迎えに行ったとき獣医さんに抱きかかえられてきたロック。
主治医からは「腫瘍は発見した時の1.5倍くらいに大きくなっていました。おそらく、その腫瘍がノドをほとんど塞ぐ形となり何も食べられなかったんでしょう」と。
ホルマリン漬けの「腫瘍」を見せてもらいましたが、ほんとに大きかった。人間ならあんなのがノドの奥(っていうかベロの付け根)に付着していたら違和感ハンパないだろうな!ってレベルの大きさでした。
手術当日のこの日は、経過を診るため病院に1泊。
翌日の12/12㈫にお迎えに。
手術前に全く何も食べなかったのが嘘のように、ご飯もジャーキーもたくさん食べるようになりました(^^/
良かった!
でも、これは、あくまでも「とりあえず」の話し。
転移はあるし、余命宣告された事実が無くなったわけではありません。
で、私は決めました。
「後悔の無いようにコイツと過ごそう」と。