あらーーー、その手可愛いねーーーー!!!
【オークス】:検討②「過去のオークス馬のその後」と「馬主」から
何となくですが、過去の【オークス馬】をみていて気付いたことがあります。
それは、その後、あまり活躍してないのでは??ということ。
で、もしかしたら【オークス】は、馬主や関係者にとっては重要視してないんじゃないかな、と。ふと思いました。優勝賞金は1億円ですから欲しいっちゃ欲しいのだとは思いますけど、この先色々考えると「ここを目イチにしなくても良いわ」なんて考えていたりして、とか。2400mを勝つように仕上げちゃっても、、、みたいな、こと??反動とか??その後走らせるレースの選択肢が少なかったり????良く分からないですけど・・何となく、、です。はい。
で、みてみました。過去10年の【オークス】馬のその後を。
こんな感じです。
2007年)ローブデコルテ(馬主:前田幸治さん)
【オークス】勝利後、アメリカンオークス(芝2000m)で5着。その後、【秋華賞】10着→【エリ女】11着。その約3カ月後、距離を短縮した【京都牝馬】(芝1600m)5着。この次走【阪急杯】(芝1400m)で3着の後は重賞で活躍することなく引退。
2008年)トールポピー(馬主:キャロットファーム)
【オークス】勝利後、一度も連に絡むことなく引退。
2009年)ブエナビスタ(馬主:サンデーR)
【オークス】勝利後、いわずもがな、海外、国内問わず、多数の重賞戦線を賑わす大活躍!名牝!
2010年)サンテミリオン(馬主:吉田照哉さん)*アパパネと同着
【オークス】勝利後、一度も連に絡むことなく引退。
2010年)アパパネ(馬主:金子真人さん)*サンテミリオンと同着
【オークス】勝利後、【秋華賞】も勝ち、3冠牝馬に輝く。その後の【エリ女】3着後はマイル戦線へ。2011年の【エリ女】で再び2200mへ挑戦し3着後、再びマイル以下へ。一応、名牝??
2011年)エリンコート(馬主:吉田照哉さん)
【オークス】勝利後、一度も連に絡むことなく引退。
2012年)ジェンティルドンナ(馬主:サンデーR)
【オークス】勝利後、3冠牝馬に。加えて、国内、海外問わず、牡馬にも負けず大活躍!名牝!
2013年)メイショウマンボ(馬主:松本好雄さん)
【オークス】勝利後、【ロースS】4着。その後【秋華賞】【エリ女】と連勝。その後、牡馬との【産経大阪杯】7着の後、【ヴィクトリアマイル】2着を最後に15戦するも、内14戦で2桁着順で引退。
2014年)ヌーヴォレコルト(馬主:原禮子さん)
【オークス】勝利後、【秋華賞】【エリ女】ともに2着。続く【中山記念】でロゴタイプやステファノス、イスラボニータなど牡馬有力どころを破り1着。その後も中距離の重賞で活躍し、今年3月の【金鯱賞】10着を最後に引退。
2015年)ミッキークィーン(馬主:野田みずきさん)
【オークス】勝利後、【ロースS】2着を挟み、【秋華賞】で1着。その後【JC】に挑戦し0.3秒差の8着の後、【阪神牝馬S】(芝1600m)2着→【ヴィクトリアマイル】2着→【エリ女】3着。その後、約半年の休養後の【エリ女】3着→【有馬記念】(芝2500m)(2016年)5着→【阪神牝馬】(芝1600m)(2017年)1着→【ヴィクトリアマイル】7着。
2016年)シンハライト(馬主:キャロットファーム)
【オークス】勝利後、【ローズS】1着。【秋華賞】に向けて調整されていたが屈腱炎が判明し、そのまま引退。
ほら、イマイチですよね?【オークス】馬の”競走馬”としてのその後って。
ブエナビスタとジェンティルドンナくらいですかね、”大活躍”と言えるのは。
そして、この2頭に共通しているのは馬主が「クラブ法人」という点。共に【サンデーR】です。やはり「クラブ法人」としては「1口 〇〇円」など会員の方々から口数を募っているだけに会員さんたちへの還元はとても大切。つまり勝たなきゃならん。しかも多くの「クラブ法人」は牝馬の引退が6歳の3月(でしたっけ?)と規定しているところも多い。つまり、走ることが出来る期間が決まっちゃってるわけです。例外規定はあります。
なので、、、どんな馬主よりも「オークス」も全力投球のハズ、ってことで
【クラブ馬主】所有馬を上位
そして中でも”キャロットファーム”馬に注目します!
では、なぜ、”キャロットファーム”に注目なのか?
このブログをご覧いただいている方の中には『そもそも「社台」や「サンデーR」「キャロット」は強い馬が多いんだからG1で成績が良いのは当たり前だろ!』とか思ってたりする方々もいると思うのですが、みてください、これ。
まず、これが過去10年【オークス】の馬主別成績です。
「キャロット」「サンデーR」ともに出走頭数の多さはもちろん、連対率、複勝率ともメチェクチャ優秀ですね。特に「キャロット」は回収率も優秀。「サンデーR」は今年既にG1、2勝(皐月賞「アルアイン」、NHKマイルC「アエロリット」)してますね。さすが、大手「クラブ法人」です。
では、次。
先週の【ヴィクトリアマイル】。
*今年の勝ち馬は集計に入っていません(以降の表も)
【NHKマイルC】
【天皇賞(春)】
【皐月賞】
【桜花賞】
【高松宮記念】
【フェブラリーS】
って感じです。
多くのG1レースで「サンデーR」所有馬の成績が上位にランクされます。一方、「キャロットファーム」は、特に【オークス】での出走頭数の多さしかり、馬券圏内率、単複回収率のどれを取っても優秀では無いですか??
そこで【オークス】制覇に一番近い【馬主】は”キャロットファーム”の結論。
そして、登録馬を見渡すと、、、
対象馬は
ディーパワンサ(父:ディープブリランテ、母:ポロンナルワ、母父:ラーイ)
リシュグラシュー(父:ハーツクライ、母:リリサイド、母父:アメリカンポスト)
で、このコラム終了です。